「思想の科学研究会・京都地域集会」開催のお知らせ

「思想の科学研究会・京都地域集会」

『 未来への扉を押したのは、 』

~~~野口良平著『幕末的思考』をとおして、期待の次元と回想の次元を考える~~~

     登壇予定:野口良平、本間伸一郎、那波泰輔

<日時>  :2019928()  午後2時~6時(1時半開場)

<開催場所>:京都徳正寺:京都市下京区富小路通四条下る徳正寺町39

<参加費>  2000

                                                 

 日本の近代は、明治維新より語られることが少なくありません。けれども、西欧列強の帝国主義を背景にした国際潮流のなかで、幕末、このクニに与えられた課題に答えを準備したのは必ずしも、勝者だけではありません。

 外圧を契機にした攘夷と開国のせめぎあい、内戦を契機にした勝者と敗者のせめぎあい。――幕末期の人々は、それぞれの状況から見出した主観(私=〈わたくし〉)をぶつけ合いながら、世界の中での自分たちの新しい公、〈おおやけ〉のイメージを育てていきました。しかしその過程は、国家の制度の固定とともに姿を隠し、曲折をへながら今に至っているように見えます。

今日、幕末のように、このクニの主体を改めて捉え直さなければならない状況が差し迫ってきています。武力だけで、独立が達成できるものではありませんし、勝利を理由に他者を排除し、権力を独占することは、生存を支える多様性を失い、滅亡への道にもつながりかねません。

自らを自らたりうる抵抗の志は、内側からこみ上げてくるものがなければでてきません。とは言え、外側の誰かの助けをかりなければ、自分の姿すら確かめることもできません。

自分たちは何か、ではなく、何であるのか、何であろうとするのか、主観と客観、期待と回想の狭間で、未来に向けて自分たちを考え直す第一歩にしたいと思っています。



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